和牛・国産牛・輸入牛の違いとは?
~「国産だから安心」だけじゃない、味と育て方の本当の差~
まず知っておきたい「牛肉の分類」
スーパーや精肉店では、「和牛」「国産牛」「輸入牛」と書かれたパッケージを見かけますが、
この3つの違いを正しく説明できる人は意外と少ないものです。
「国産=和牛」と思われがちですが、実はまったくの別物。
生まれた場所、育った期間、品種によって区分が決まっています。
① 和牛(わぎゅう)
和牛とは、日本固有の品種を指します。
代表的なのは以下の4種:
- ・黒毛和種(くろげわしゅ)
- ・褐毛和種(あかげわしゅ)
- ・日本短角種(にほんたんかくしゅ)
- ・無角和種(むかくわしゅ)
このうち、全国で流通している和牛のほとんどが黒毛和種です。
サシ(霜降り)が細かく入りやすく、脂の甘みと香りの良さが特徴。
ただし、脂が多い分、食べごたえは重め。
少量でも満足感が高い“ごちそう肉”といえます。
> 味の特徴:とろけるような脂の甘み、豊かな香り
> 代表例:宮崎牛・神戸ビーフ・松阪牛・近江牛

② 国産牛(こくさんぎゅう)
「国産牛」とは、日本で育てられた牛のこと。
ここが重要なのは、“日本生まれ”でなくてもOKという点です。
たとえば、オーストラリアなどで生まれた子牛を日本に輸入し、
3か月以上または飼育期間の半分以上を日本で育てると「国産牛」として表示できます。
また、国産牛には、乳牛(ホルスタイン)や交雑種(F1)も含まれます。
特に交雑種(黒毛和牛 × ホルスタイン)は、
和牛の香りと乳牛の赤身のコクを兼ね備えた人気のタイプ。
脂は和牛より軽く、赤身の味がしっかりしているため、
家庭料理や焼肉など、日常使いにも向いています。
> 味の特徴:あっさりとした脂、旨味の濃い赤身
> 代表例:宮崎県産黒牛(交雑種)・北海道産交雑牛 など

③ 輸入牛(ゆにゅうぎゅう)
輸入牛とは、海外で生まれ・育ち・処理された牛のことです。
主な輸入元はオーストラリア、アメリカ、カナダなど。
国や肥育方針によって肉質が異なります。
> オーストラリア産
草地で放牧飼育されることが多く、脂が少なくヘルシー。
香りが穏やかで、さっぱりとした味わい。
> アメリカ産
穀物肥育が中心で、脂の甘みとジューシーさが特徴。
赤身のコクと脂のバランスが良く、焼肉やステーキに最適。
価格が手頃で、輸入技術の向上により近年は品質も安定しています。
> 味の特徴:あっさりした赤身、しっかりとした噛みごたえ
> 代表例:豪州産グラスフェッドビーフ、USプライムビーフ

④ 育て方と環境の違いが「味」を変える
牛の味は、品種だけでなく「どこで」「どう育てたか」でも大きく変わります。
- ・和牛:配合飼料+穀物中心 → 脂が甘く香ばしい
- ・輸入牛:牧草中心 → 香りが穏やかで赤身が濃い
和牛は30か月前後と長期。
輸入牛は20か月前後と短期。
期間が長いほど、脂と旨味がゆっくり育ちます。

⑤ どれが一番美味しいのか?
結論から言うと、「一番美味しい牛肉」は人によって違います。
- ・脂の甘みを楽しみたい人 → 和牛
- ・赤身の旨味をしっかり味わいたい人 → 国産牛(交雑種)
- ・ヘルシーで軽めが好きな人 → 輸入牛
丸正フーズでは、「和牛に負けない味の国産交雑牛」を中心に取り扱い、
日常でも特別な日でも楽しめる品質を追求しています。

まとめ|名前より“中身”を見る時代へ
和牛・国産牛・輸入牛の違いは、
「どこで」「どう育ったか」という背景の違いです。
- ・和牛は“血統”の味
- ・国産牛は“育て方”の味
- ・輸入牛は“土地”の味
ブランドや原産国の名前だけに惑わされず、
脂の香り・赤身の旨味・後味の軽さといった“自分好みの味”で選ぶことが、
本当に美味しい肉を見つける第一歩です。

著者紹介
【丸正フーズのお肉屋さん】
宮崎県を拠点に、国産牛・交雑種を中心とした精肉販売を行う専門店。
肥育から加工・販売までを自社グループ内で一貫管理し、
生産から販売までを見届けることで、お肉の状態を“最後まで責任を持って”届けています。
“中身で勝負する本当に美味しいお肉”を見極める専門家集団として、
毎日、牛と真摯に向き合っています。
LINE公式アカウント:お得なキャンペーンや限定商品の情報を配信中!




















